天川村は、紀伊半島の中央部に位置し、村の面積の4分の1が吉野熊野国立公園に指定されています。近畿最高峰の八経ヶ岳をはじめとした名峰連なる大峯山脈を擁し、源流域のその一滴は、渓谷を渡る清冽な清流となって、名瀑をはじめとした美しい自然景観を作り出しています。2004年には、ユネスコ世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録され、天川村はその主要な構成要素としての「大峯奥崖道」・霊場「吉野・大峯」の一部を擁し、およそ1300年前に役行者によって開かれた修験道発祥の地である霊峰大峯山(山上ヶ岳)には、今も多くの修験者が修行に訪れています。