河合町は奈良盆地の西部、なだらかに起伏する馬見丘陵の北東部に位置し、総面積約8.23平方キロメートル、人口約2万人の町です。
町の歴史は古く、約15000年前の旧石器時代に人々の生活の痕跡が見られ、続く縄文時代以降、各時代の遺跡が残されています。
特に近世以降は大和川の水運の発達とともに栄え、明治以降には、果樹栽培とその商品化や灌漑水路網の実現など、奈良県下でも最も進んだ農業が営まれていました。大規模ぶどう園づくりは、町の本格的な開拓事業とともに、大正期に始まりました。
現在、町域には西名阪自動車道、JR大和路線、近鉄田原本線が走り、大阪、名古屋方面を結ぶ交通の要所となっています。
歴史遺産を保存し、豊かな自然環境と調和をはかりながら、大都市圏にアクセスしやすい住宅都市として発展しています。