川西町は、古くは水運や農業の町として発展してきましたが、近年は住宅地開発や工業団地の誘致などがおこなわれ、コンパクトな田園都市の機能を備えた緑豊かな町として発展しています。
また、川西町は「観世流」能の発祥の地と伝えられ、ゆかりの地に「面塚」、「糸井神社」があります。面塚には、「空から能面とネギが降ってきた」という伝説が残り、その能面を葬った場所とも考えられています。伝説に残るネギは、一時は市場から姿を消しましたが、現在は特産品「結崎ネブカ」として親しまれています。
川西町のもう一つの特産品の「貝ボタン」。町内に流れる4つの河川が大阪への水運の利便性に富んでいたことから、海のない川西町で生産がさかんになったと考えられています。現在は、全国トップシェアを誇り、質の高い商品を生産しています。そのほかにも、「島の山古墳」や、聖徳太子の通勤路『太子道(筋違道)』の脇に建つ「油掛地蔵」など歴史ある名所が存在しています。