明日香村は、奈良盆地の南東部に位置する小さな村です。6世紀末から7世紀にかけての約100年間、日本の都が置かれ、聖徳太子による「十七条の憲法の制定」、中大兄皇子と中臣鎌足による「大化の改新」の舞台として、律令国家体制の礎が形成された、日本のはじまりの地として知られています。
村内には、古墳や史跡などの歴史的文化資産が数多く点在し、代表的なものとしては、日本最大級の石室を持つ「石舞台古墳」や日本最古の「飛鳥大仏」、国宝指定された「キトラ古墳壁画」等が挙げられます。また、日本の棚田百選に選ばれた稲渕棚田や、5ヶ所ある国営飛鳥歴史公園などの自然的環境が、歴史的文化遺産と一体となって美しい景観を形成しています。