川上村は、奈良県南東部の吉野川(紀の川)源流域に位置し、総面積269.26km2のうち山林が約95%を占めています。また、500年以上昔、室町時代から続く吉野林業の中心地として知られ、日本三大美林の一つに数えられるほど美しい森がある自然豊かな村です。
「川上村に暮らす住民はもちろん、下流域の人々とも手を携えて、かけがえのない水と森を育てていきたい。」そんな願いと決意を込めて1996年、全国に向けて「川上宣言」を発信しました。その後、自然による緑のダムとコンクリートによる文明のダムとの共存「樹と水と人の共生」の取り組みが始まり、森と水を育み、都市にはない豊かな村づくりの実現に向けて、住民と協働の村づくりに邁進しています。