「世界遺産」を歩きながら、いにしえより受け継がれる浪漫に想いを巡らす 『熊野古道 小辺路』(奈良県十津川村)
『熊野参詣道小辺路(こへち)』は、高野山から熊野本宮大社にいたる全長72kmの聖なる祈りの道で、ほぼ一直線に十津川村を縦断しています。この道は2004年7月、「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
詳しくはこちら 熊野古道 小辺路サイト
遥かなる「参詣道」を歩む
「道」の世界遺産登録は日本初!ぜひとも訪れてみたいホットスポットですよね!ただし、ひとことで「道」といっても、ピクニック気分で踏破できるほど世界遺産は甘くありません(笑)遥かな歴史の一部に触れることへの感謝の気持ちと、大自然を踏破するための装備品は、熊野参詣道小辺路を歩むにあたってのマストアイテム。心と体の両面を整えて挑戦すれば、おおむね7時間~8時間で完歩できるといわれています。
古き良き日本を味わう
道中には、石畳や苔むした石仏(三十三観音)が静かに佇んでおり、黙々と歩む旅人を優しく、あたたかく見守ってくれることでしょう。また、道中にある果無集落(はてなししゅうらく)は、その美しさから「天空の郷(てんくうのさと)」と呼ばれています。ここには昔ながらの古き良き日本の生活が残っていて、往時の様子に思いをはせれば、なんだかノスタルジックな気分に浸れるかも!いにしえから脈々と紡がれる浪漫を感じられる「ホッと」スポット、熊野参詣道小辺路。あなたも歩いてみませんか?