奈良まほろば館で『“まんなか・なら”の旅~宇陀・桜井・橿原・明日香・高取を巡る!~』を開催しました!
2023年1月15日に東京・新橋の奈良まほろば館でイベント『“まんなか・なら”の旅~宇陀・桜井・橿原・明日香・高取を巡る!~』を開催しました!
イベントは第1部がまんなか・ならの魅力を伝えるトークショー、第2部がワークショップ「手描き奈良仏アイコンづくり教室」の2部構成で行いました。
トークショーでは宇陀・桜井・橿原・明日香・高取の各エリアの名所や美味しいグルメのお話を紹介。
スクリーンに映し出されたスライドは120枚と、内容もりだくさんのトークショーでしたが安達さんの軽妙なトークであっというまの90分でした。
たくさんのスポットを紹介していただきましたが、なかでも行ってみたい!と声の多かったのは桜井市「等彌神社(とみじんじゃ)」や橿原市にある居酒屋「如意(にょい)」でした。
等彌神社は境内から出土したといわれる、宇宙人?(失礼)にもみえる愛嬌たっぷりのイメージキャラクターヤタガラスのご神像が参加者のみなさんの心を掴んだ!?のでしょうか。
如意はお造りなどのおいしいお魚料理を食べることができる居酒屋。人気のため予約を取るのが難しいとのことなのですが、お店の人がとても親切で、飛び込みでも運が良ければお店に入れていただけることもあるとのこと!
奈良県出身の筆者でさえも知らなかったスポットもたくさんあり、奈良のポテンシャルの高さを改めて感じました。
参加者の皆様もメモ片手に熱心に安達さんのお話を聞かれていて、イベント終了後には、紹介されたスポットについて安達さんに質問されている方もいらっしゃいました!
第2部 手書き“奈良ホトケ”アイコンづくり教室
第2部は奈良仏アイコンづくり教室を行いました。
このワークショップでは、デザイナーでもある安達さんに教わりながら、奈良県の特産品「奈良筆」の筆ペンを使ってかわいいホトケのイラストを描いてみよう!という企画です。
実際にイラストを描き始める前に、まずは講師からイラスト描きの基本となる仏像の顔の黄金比とかわいい顔の黄金比の説明を聞くところからスタートです♪
仏像は、「白銀比(別名:大和比)」と呼ばれる「およそ1: 1.414(5:7)」の比率が用いられているんだそうで、日本で古くから親しまれており、日本人が美しいと感じる比率なんだそう。仏像の他、サンリオのキティちゃんなどのキャラクターにもこの比率が用いられています。
そのほかにも、仏像には『如来』『菩薩』『明王』『天』の4つのグループがあり、それぞれファッションや顔の表情などの特徴に違いがあるのだそう。
基本を学んだあとは、実際にイラストを描いてみることに。
みなさん好きなホトケも色々で思い思いに描かれていました♪
スタッフがイラストを拝見させていただきましたが、出来上がりのレベルの高さにびっくりでした。
ワークショップの中では安達さんのお気に入りの仏像の話にもなり、旦那さんにするなら宇陀市室生寺(むろうじ)の『釈迦如来坐像』がいいんだとか。
「寡黙で普段は感情を表に出すことはないそう(注:安達さんの想像です) 」 ですが 、「一年に数回、作ったご飯に「おいしい...」と言ってくれそうじゃないですか。」とお話をしてくれました。
筆者はどんな仏像か気になるので室生寺に会いに行きたいと思います!
そのほかにも、参加いただいた方は仏像が好きな方が多く、運慶派?快慶派?などの仏像トークで盛り上がりました。
運慶・快慶の残した作品もそれぞれ作風が全然違うそうなんです。俄然仏像に興味がわいてきました。
お恥ずかしながら仏像にあまり関心がなかった筆者ですが、安達さんのお話で仏像の見る目がかわったような気がします。
参加者のみなさんが描かれたイラストの一部をご紹介させていただきます。
一口に仏像といっても、穏やかなお顔の仏像がいたり、つぶらな瞳の仏像がいたり、いろいろな表情の仏像がいますね。同じように描き方を学んだのにそれぞれ個性があってどれも素敵です。
今まではきちんとお顔を見ることはなかったですが、お寺にいる仏像もそれぞれ”違い”があるのでしょうね。