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千数百年の悠久の歴史をもつパワースポット 『等彌(とみ)神社』(奈良県桜井市)

等彌神社
2023年1月15日に東京で開催したトークイベント「まんなか・ならの旅~宇陀・桜井・橿原・明日香・高取を巡る!~」
イベントの中で講師の安達えみさんが紹介されたスポットのうち、参加者アンケートで「行ってみたいスポットNo.1」に輝いた、奈良県桜井市にある『等彌(とみ)神社』に、町村会スタッフが行ってきましたのでリポートします。
『等彌神社』は、奈良県桜井市の鳥見山(とりみやま)の西麓に鎮座する、非常に歴史の深い神社です。
神社でいただいたリーフレットによると、鳥見山は、橿原宮で即位した初代天皇の神武天皇が霊畤(まつりにわ)を設けたと伝わる地で、建国の聖地と言えるそうです。『等彌神社』の歴史は古く、10世紀前半に制定された「延喜式」の神名帳にすでに記載があるとのことで、千数百年もの悠久の歴史と伝統を現代に受け継いでおられます。
一の鳥居をくぐると狛犬さんがお出迎え。この狛犬さんのお顔、一般的な狛犬の顔に比べて、上下にムギュッと押しつぶしたような、なんともブサカワイイお顔をしていると思いませんか?イベントの中で、江戸時代に奈良県で活躍した「丹波佐吉」という石工が作った狛犬は、このように上下に押しつぶしたような平たい顔をしているのが特徴だと教えていただいたので、「きっとこれは佐吉の作品に違いない!」と講師の安達さんに確認したところ、残念ながら違うとのことでした。(作風が似ているので、もしかしたら佐吉の弟子の作かも!?)
等彌神社
石段を登り、参道に足を踏み入れると・・・暖かい小春日和だったにもかかわらず、急にひんやりとして少しびっくり。神々しく荘厳な空気が漂っていて、深く呼吸をするとまるで心が浄化されていくような気持ちになりました。まさにパワースポットという雰囲気で身が引き締まる感じです。自然とおしゃべりをやめて姿勢を正したくなりました。
上津尾社社殿
下津尾社社殿
境内には、2つの主な社殿のほか、8社のお社が点在しています。



こちらが、イベントでみなさんの心をわしづかみにした「八咫烏(やたがらす)ご神像」(レプリカ)です!

やたがらすとは、「古事記」や「日本書紀」に登場する、神武天皇の道案内をしたという伝説の鳥です。
社務所の方にお話を伺うと、元文元年(1736年)にかつて敷地内にあった池のほとりの松の枯れ株の下から出土したと伝わっているそうです。(その池は現存しておらず、出土した場所を訪れることはできないとのことです。)以来、ご神宝として神社の本殿でお祀りされているとのこと。
一体いつ誰が何のために埋めたのか?
謎だらけで、歴史ロマンをかき立てられます。

やたがらすご神像がリアルに再現されています。袋のスタンプもかわいい!
さて、このやたがらすさん、なんとも不思議なお姿です。漫画おそ松くんの登場人物イヤミの「シェー!!」を彷彿とさせるポーズに、戦士のようなお衣装。(腰に巻いているのはチャンピオンベルト??)じっと見ていると宇宙人にも思えてきます。
でもなんだか妙に愛嬌があってかわいいですよね。
筆者は、記念にやたがらすのお守りをいただきました。神武天皇を勝利に導いたやたがらすにあやかり、「勝ち運」を運ぶ幸運のお守りなのだそう。さて、何の勝利をお願いしようかな。


やたがらすのレプリカが何体も!
神社の職員さんのお母様お手製のやたちゃん人形♪

等彌神社(とみじんじゃ)

奈良県桜井市桜井1176番地
JR・近鉄桜井駅下車
 南口より徒歩13分
 または南口より桜井市コミュニティバス「談山神社」行乗車、「神之森町」バス停下車すぐ
駐車場あり
○西名阪自動車道・天理ICより国道169号~国道165号 約45分
○南阪奈道路から高田バイパス経由 四条町交差点から国道24号~国道165号 約20分

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